どうも、ひだりゅーです。
今回の記事では、
・お遍路の概要
・お遍路の巡り方
・大師の人物像
・大師伝説
について紹介していきます。
では、どうぞご覧下さい!
目次
お遍路とは?
概要
「お遍路」とは、弘法大師の足跡をたどり
阿波国(徳島県)の霊場(23か寺)
土佐国(高知県)の霊場(16か寺)
伊予国(愛媛県)の霊場(26か寺)
讃岐国(香川県)の霊場(23か寺)
計八十八ヶ所の霊場を巡拝することである。
お遍路の巡り方
札所の番号順にまわっても、その反対でも構わないとされている。
必ず1番札所から始める必要も無く、例えば44番札所・観自在寺から遍路を始めても問題は無い。
それを踏まえたうえで以下の2つの巡り方が存在する。
順打ち…打ち始めの札所(一番最初に行ったお寺のこと)から番号順に四国を時計まわりに巡拝すること。
逆打ち…打ち始めの札所から番号の逆に四国を反時計まわりに巡拝すること。
順打ちより功徳が高いとされる。
理由は、弘法大師は順打ちで四国を巡っているとされており、逆打ちの方が彼に出会いやすいから。
また、一度の巡礼の旅で八十八箇所全てに行く必要もない。
なので、自分の体調、スケジュールにあったものを選択して頂きたい。
通し打ち…八十八ヶ所の札所すべてを一度に続けて巡拝すること。
区切り打ち…八十八ヶ所の札所を日にちを何回かに分けて巡拝すること。近年、増えている巡拝方法です。
一国参り…四国を各県ごとに区切って巡ること。
遍路道の総距離は1100~1400km。(通るルートにもよって変動する)
これは東京から鹿児島・宮崎まで陸路で行った場合の距離に等しい。
もし歩き遍路で踏破した場合、足の速い人で約45日、遅い人で約60日かかるとされている。
弘法大師ってどんな人?
弘法大師像(出典:wikipedia)
弘法大師は、平安時代初期の僧で真言宗の開祖でもある『空海』その人のことである。
彼の死後、生前の偉業の数々を考慮して醍醐天皇から贈られた諡号(送り名のこと)が弘法大師なのだ。
大師の伝説は中々興味深い。
この場を借りて、いくつか列挙したい。
驚愕の7歳児
「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」
と、わずか7歳にして、高尚すぎる飛び降り自殺を決行。
遣唐使の留学僧として唐に渡る。
これだけでも大変凄いことなのだが、大師は一味も二味も違う。
本来ならば習得に20年かかる修行をたった2年で体得して早々と帰国。
これにはアメリカの飛び級天才児もビックリ!?
奇跡の数々
干ばつ地にて大師が金剛杖でトントンした場所を掘ると地下水がみるみる湧いてきた。
「ここほれわんわん!」で有名な花咲かじいさんのしろもこの伝説を聞いて衝撃のあまり顔面蒼白に。
字が上手い。
どれくらい上手いかと言えば、日本の書道史上の能書のうちで最も優れた3人、通称「三筆」に選ばれるくらい上手い。
余談だが、「弘法も筆の誤り」の弘法とは大師の事を指している。
日本初の・・・?
日本で一番最初に入定したとされる人物。
なお、真言宗や高野山の公式見解では、大師は今もなお生き続けており、禅定を続けているそうだ。
これを考慮すると、2016年現在で御年1242歳となっておられる。凄い・・・
今挙げたものは、氷山の一角に過ぎない。
というのも、大師伝説は日本全国で無数に存在するのだ。
名実ともに伝説の人、それが弘法大師なのである。