どうも、日本愛犬家協会のNo.000のひだりゅー(@dakahi3776)です。
好きな犬種は柴犬とシェパード!
ジョンカッコいいよ、ジョン(∪^ω^)
おっと、話がズレてしまいましたが、ここ56番札所「泰山寺(たいさんじ)」は、弘法大師が死者をたくさん出した暴れ川を沈めた治水伝説が残るお寺となっています。
(参拝した日:2015年10月23日)
目次
泰山寺の歴史|暴れ川を押さえた治水伝説
弘法大師がこの地を訪れたのは弘仁6年(815年)梅雨のこと。
この一帯は「蒼社川(そうじゃがわ)」の流域で、雨が多い梅雨時期にはたびたび氾濫を起こり、多くの人命を奪うことから、村に伝えられる悪霊の祟りがあるのではと恐れられていました。
そこで、大師は村人に堤防を築かせ、完成後に河原で土砂加持の秘法を七座にわたり行ったところ、満願日に空中に延命地蔵菩薩が現われ、治水祈願が成就したことを告げました。
そこで大師は地蔵菩薩像を刻み、堂宇を建て本尊として安置したのが泰山寺の始まりとされています。
四国霊場では水脈を探し当て井戸を掘るといった「御加持水」の伝説の地が数多く存在するのに対し、こちらは治水の伝説が残されているのは非常に興味深いですね。
元々は、金輪山(きんりんざん)の山頂にお寺がありましたが、数度のの兵火により麓である現在の場所へ移築されました。
境内の施設
本堂
泰山寺には、他の四国霊場で見られる「山門」が存在しません。
とはいえ、いつも山門で悪いものから境内を守っている仁王像は実は境内にちゃんといるのです。
それはどこかと言うと・・・そう本堂の横なのです↓
上の画像ではわかりにくいですが、本堂から客殿に向かって伸びる廊下に2体の「仁王像」が安置されています。
おそらくは、元々金輪山(きんりんざん)の山頂にお寺があった時は、立派な山門もあったのでしょうが、現在地に移動するにあたって何らかの事情で山門を建てなかったのでしょう。
この一対の仁王像らはその時の名残ではないかと考えられます。タブンネ。
大師堂|不忘の松は腰痛に霊験あらたか
昭和60年(1985年)落慶。大師像を拝顔できます。
大師堂のそばには、弘法大師が寺を建立した際に手植えしたという伝説が残る不忘の松がありました。
現在は、残念ながら枯れてしまい切り株だけが残っておりますが、この切り株に腰掛けると腰痛回復のご利益があるとのことです。
また、脇に新たに子株である松が植えられています。
おまけ
ひだりゅーと同じ名前の遍路小屋「今治・日高」
56番札所・泰山寺から約1.5km、蒼社川の左岸の手前、特別養護老人ホーム「日高荘」の正面手前には「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」の一つ「第41号 今治・日高」が建てられていました。
ご存じの方もいるでしょうが、筆者ひだりゅーの本名は「日高 隆治」。
そう!このへんろ小屋は私と同じ名前なんです(歓喜)
小屋は間伐材で風通しの良い構造で気候の良い時には老人ホームの皆さんが、お接待したいとのことだそうです。
以下詳細↓
泰山寺のアイドル、マルチーズのナナちゃん
泰山寺での参拝を終え、納経所で御朱印を貰いに行くと、受付口に可愛らしいわんこがいるではありませんか!?
名前は「なな」ちゃん。
マルチーズの女の子で2015年10月の時点で9歳。
わざわざ紹介文が置いてあることから、ななちゃんはいつもここにいるのでしょう。
「高いところにいるけど怖くないのかな?」と、個人的に気になったのですが、ななちゃんはお構いなしと言わんばかりな余裕の表情。
ナデナデしようとしたら、尻尾をフリフリして喜んでくれましたw
あぁ^~心がわんわんするんじゃぁ^~
泰山寺へのアクセス
〒794-0064
愛媛県今治市小泉1-9-18
その他情報
寺名 | 金輪山 勅王院 泰山寺 |
宗派 | 真言宗醍醐派 |
本尊 | 地蔵菩薩 |
創建 | 弘仁6年(815) |
開祖 | 弘法大師 |
真言 | おん かかかび さんまえい そわか |
ご詠歌 | みな人の 詣りてやがて 泰山寺 来世の引導 たのみ置きつつ |
駐車場 | 普通30台・マイクロバス10台・大型4台 終日・無料 |
宿坊 | なし |
電話 | 0898−22-5959 |
前後の札所
55 南光坊 -- (3.0km)-- 56 泰山寺 -- (3.1km)-- 57 栄福寺
by.ひだりゅー
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