どうも、ひだりゅー(@dakahi3776)です。
今回の記事は、
51番札所 石手寺【前編】絶品やきもち!大師堂にはあの落書きが?
に続いて、石手寺の見どころスポットをたくさん紹介していきたいかと思います。
道後温泉の温泉街から近いため、お遍路さん以外にも観光地としてもとてもオススメできますので、当記事を読んで気になった方はぜひ行ってみて下さい!
ではでは、どうぞ~
(参拝した日:2015年10月18日)
目次
境内の見どころ
マントラ洞窟(裏山方向)|四国霊場屈指のカオススポット
石手寺本堂左手には、長さ160mの迷スポット「マントラ洞窟」がポッカリと口を開いていました。
長い暗闇のようなトンネルを歩きながら、胎蔵界と金剛界を体感できるというもの。
入口で入洞料100円を支払う必要はありますが、値段に見合った以上のおもしろスポットなので、ぜひ入ってみましょう!
内部はこんな感じ。
まっすぐ直進すれば、山の裏手の車道に。
右に進めば、落書き堂こと大師堂の裏手に抜けます。
まずは、直進して胎蔵界と金剛界を通過します。
石壁にはところどころに有り難いお言葉が書かれていますので、気になる方は要チェック。
そして、出口に着いたのですが・・・
あ、あれ?
出口が大岩で塞がれてないか?
安心して下さい↓
ちゃんと人が通れるだけのスペースは確保されていますw
さて、出口の先のアスファルト道路を右手に向くと
日本一大きい大師像「日中友好弘法大師像」を眺めることが出来ます。高さ16m。
体は中国、顔はインドの方向を向いているそうです。
石手寺の裏山方面に登っていく遍路道の途中にある51番奥の院「愛宕社」には、この巨大大師像を眺める展望台がありますので、歩き遍路の方はぜひ通ってみて下さい。
逆に左手方向に進むと「Welcome」と書かれた鉄骨の門とそれに腰掛ける閻魔大王像が出迎える、石手寺奥の院「マントラ堂」があります。
僕は時間の関係で行っていないのですが、他サイト様の写真を見る限り、アノ半ば伝説となった静岡県伊東市の「まぼろし博覧会」を思わせる怪しさマックスな雰囲気を見て取ることが出来ましたので、参拝時にはぜひ度胸試しに行ってみて下さいまし。
参考サイト:隙ある風景: 仏教寺院 石手寺
マントラ洞窟(大師堂方向)|ここはお化け屋敷か・・・?
続いては、洞窟を引き返して大師堂方向へ進みます。
・・・が↓
怖すぎるだろっ!!!
先ほどとうって変わって、今度はどこぞかの廃墟やB級お化け屋敷みたいな雰囲気に・・・
こちらのトンネルは裏山方向のものよりもずっと古くからあったものらしいですが、その分灯りも少なくマジで暗くてヤバいw
壁際に四国八十八ヶ所の仏像が並ぶ中、道なりに進んでいくと・・・
洞窟最奥部には、弘法大師が檻の向こうで梵字をバックにたくさんの仏像に囲まれているなか鎮座しているちょっとよくわからない怪しげな空間が。
なんでも、「弘法大師修行場」とのことですが、何も檻に閉じ込める必要は無いのでは?
いやはや、マントラ洞窟マジカオスwww
みんなもぜひ度胸試しに行ってみよう(提案)
三重塔|重要文化財。お砂踏みも出来るぞ!
国の重要文化財にも指定された三重塔は仁王門を潜った先の広場に建っています。
鎌倉時代末期に制作されたもので、長宗我部元親による兵火の際には、本堂や仁王門、三重塔と共に焼失を免れています。
僕が参拝した2015年10月には、この三重塔の周りで四国八十八箇所のお砂踏みができました。
お砂踏みとは、四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂」をそれぞれ集め、お砂を踏みながらお参りすることです。
そのご利益は、実際に遍路をしたことと同じであるといわれています。(←えっ、それずるくねーwww)
四国遍路道中では、お砂踏みできる霊場が多々あるので、全部のお砂踏みすれば、一回のお遍路で10周分くらいのご利益がもらえる可能性も微粒子レベルで存在している・・・のか?
茶堂|誰も見れない秘仏
仁王門から見て右手にある立派なお堂。
ぶっちゃけ、参拝途中まで僕はこっちが本堂だと思っていました(マジ話)
堂の前の香炉(画像左部)に線香を奉納した煙が絶えず、石手寺の名物となっています。
また、この堂の大師像は絶対秘仏で住職も見たことがないとのこと。
宝物殿|重要文化財の宝庫!
石手寺境内には国宝の仁王門の他、5つの国の重要文化財(本堂・三重塔・鐘楼・護摩堂・訶梨帝母天堂)が建築物として現在もなお残されています。
が、石手寺にはそれ以外にも重要文化財がたくさんあり、それらはここ宝物殿で見学することが出来ます。
2016年2月6日放送の「ブラタモリ」で紹介された、道後温泉の優待券である石手寺制札(重文)もここに貯蔵されています。
入場料→大人200円 小学生以下100円
開館時間→8:00~17:00
安養閣|印度最高峰の作品と謎の物体X
宝物殿近くに安養閣は建っています。(多分、「アニョンかく」と読むと思われる)
建物の周辺には、インドグランプリ作家が造ったインド風の石の仏像が多数設置されていました。
これらは連作でブッタの一生がこの彫刻で表現されています。
同じ仏像でも日本のそれと本場インドのそれはぜんぜん違うもので、伝道の途中でここまで変質してしまう事実に結構驚きました。
もしかしたら、日本で外国から入ってきたとされる食べ物や文化なども、案外本場とは全然別ベクトルに進化したものなのかもしれませんね。
安養閣の中にはとても神々しい「釈迦三尊像」の絵画が保管されていました。
左から順番に女性からの信仰が厚い普賢菩薩、仏教の開祖たる釈迦如来、「三人寄れば文殊の知恵」でお馴染みの文殊菩薩となっています。
さて、この美しい絵の近くにはこんな奇妙な置物があったので、ここに紹介したいかと思います↓
なに、この遊星からの物体Xは・・・?
これ、頭乗っ取られてますよね?寄生獣みたいなやつに。
このキモい物体に内心で1000文字くらいのツッコミを入れた後、僕は境内を後にしました・・・
石手寺へのアクセス
〒790-0852
愛媛県松山市石手二丁目9番21号
その他情報
寺名 | 熊野山 虚空蔵院 石手寺 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 薬師如来 |
創建 | 天平元年(729年) |
開祖 | 行基 |
真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
ご詠歌 | 西方を よそとは見まじ 安養の 寺に詣りて 受くる十楽 |
駐車場 | 民営駐車場4ヶ所・有料 普通200台・マイクロバス、大型50台 |
宿坊 | なし |
電話 | 089-977-0870 |
HP | 石手寺制作公式HP-悩み相談・駆け込み寺・四国霊場/仏教信仰遍路解説・国宝重文7点厄よけ子宝安産 |
前後の札所
50 繁多寺 -- (2.8km)-- 51 石手寺【前編・後編】 -- (10.7km)-- 52 太山寺
by.ひだりゅー
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