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高知県(土佐)

38番札所 金剛福寺|歩きで30時間!?四国遍路の札所間最長距離

2017/04/10

どうも、ひだりゅーです。

ここ金剛福寺(こんごうふくじ)と37番札所岩本寺の間には80km以上もの距離があり、これは四国遍路の中でも最長であります。

歩いたら約30時間、おおよそ3泊4日はかかり、まさに「修行の道場」をこれ以上無いぐらいに体現しています。

(参拝した日:‎2015‎年‎10‎月‎14‎日)

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金剛福寺の歴史

ミシュランガイドにて二つ星を獲得した景観地、四国最南端「足摺岬」。

この美しい土地に弘法大師が唐から帰国する際に日本に投げた「五鈷杵(ごこしょ)」が飛来したとされています。

36番札所「青龍寺」や42番札所「仏木寺」にも似たようなエピソードがあるのは印象的ですね。

 

36番札所 青龍寺|遠投2260km!?朝青龍の由来となったお寺

 

42番札所 仏木寺|ペットや家畜供養の寺院。日本一古い大師像も

 

足摺岬突端に広がる太平洋の大海原を見た大師は、観世音菩薩の理想の聖地・補陀落の世界を感得しました。

弘仁13年(822年)、49歳の弘法大師がこの出来事を嵯峨天皇に話した所、天皇直々の勅願により三面千手観世音菩薩を刻んで堂宇を建立、開創したと伝えらます。

寺名の「金剛」は五鈷杵の別名「金剛杵」から、「福」は観音経の「福聚海無量」に由来しています。

金剛福寺入り口

歴代天皇の祈願所とされたほか、武将ーーー特に源氏の信仰が篤く、源満仲は多宝塔を建て、その子・頼光は諸堂の修復に寄与しました。

その後、戦国時代に一時荒廃してしまいましたが、江戸時代に入り土佐藩2代藩主山内忠義が再興、現代に至ります。

境内の施設

山門

金剛福寺山門

境内には、ヤシの木などの日本のお寺らしからぬ南国植物が多数植生しており、亜熱帯な雰囲気でした。

境内の南国植物

なんとなく九州本土最南端、佐多岬にあった亜熱帯の神社を思い出す僕。

幸い凶暴な野猿はいなそうで一安心でごわす。

本堂

金剛福寺本堂

本尊である三面千手観音立像は、高さ約1.6mの檜材寄せ木造り、県の保護有形文化財に指定されています。

名前の通り本面の左右に脇面が付いていますので、めっちゃ視野が広そう(小並感)

本堂裏には、無数の観音像が並んでおり、その光景は圧巻と言わざるを得ませんでした。

大師堂

金剛福寺大師堂

岩に囲まれた場所に大師堂は建てられていました。

大師像が拝観できます。

12万平米の境内|池を中心とした美しい庭園

美しい境内

金剛福寺は120,000平方メートル、東京ドーム約2.57個分もの広大な境内を所有しています。

境内中央に広がる池をベースとした美しい庭園が参拝者らを魅了していきます。

池と本堂

本堂と池と水面に映るもう一つの本堂。

金剛福寺の庭園の特徴として、奇妙な色や形をした岩や石たちが所々に配置されていることが挙げられます。

これらは観音の住まう楽園「補陀洛(ふだらく)」をイメージした造りなのかもしれませんね。

金剛福寺の庭

本堂や池のあたりからやや離れたところにも奇岩を存分に使った綺麗な庭園が整備されており、その異様な光景にハッと驚かされたのを憶えています。

写真中段部、帯状に広がる形で観音像が並んでおり、こちらの庭も補陀洛を現世に移そうとした作品だと考えられますね。

大師亀

大師亀

本堂前にある石像「大師亀」は、弘法大師が海亀の背中に乗って、海上に浮かぶ不動岩で修行したという伝説にちなんだものです。

願いを念じながらこの亀の頭を撫でると、幸運が訪れるそうです。

それに関連してなのか、境内中央の池には放し飼いの亀の姿を見ることが出来ました。

金剛福寺へのアクセス

〒787-0315
高知県土佐清水市足摺岬214-1

その他情報

寺名 蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 三面千手観世音菩薩
創建 弘仁13年(822)
開祖 弘法大師
真言 おん ばざらたらま きりく
ご詠歌 ふだらくや ここは岬の 船の棹 取るも捨つるも 法のさだやま
駐車場 普通40台・マイクロバス5台
終日・無料
宿坊 あり
電話 0880-88-0038

前後の札所

 

37 岩本寺 --(80.7km:田ノ浦・市野瀬経由)-- 38 金剛福寺 --(50.8km:市野瀬・三原経由)-- 39 延光寺

 

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