どうも、ひだりゅーです。
ここ善楽寺には、「梅見地蔵」を始めとした可愛らしい石像やイラストなどをたくさん発見することが出来ました。
梅見地蔵は、首から上に霊験があるとされ、現代社会に必要なアレにもご利益があるそうです!
ではでは、どうぞ~
(参拝した日:2015年10月10日)
目次
善楽寺の概要・歴史|遍路迷わせの札所?
大同5年(810年)、弘法大師が高鴨神社(今の土佐一宮神社)の別当寺として創建したといわれています。
以来、神仏習合の寺院として神仏の信仰を啓蒙して栄え、特に土佐2代藩主・山内忠義公のころには武門の庇護をうけて寺は興隆し、繁栄をきわめたそうです。
明治の廃仏毀釈で善楽寺は廃寺となり、明治9年にいち早く復興を遂げた安楽寺が30番霊場の業務を代わりに行っていました。
その後、昭和5年に復興した善楽寺とそれまで代行を務めた安楽寺とで、30番札所が2ヶ寺存在し「遍路迷わせの札所」として知られていました。
平成6年(1994年)元日を以って「善楽寺」は第三十番札所、「安楽寺」を第三十番札所奥の院として相成り、今日に至っています。
境内の施設
本堂
昭和57年に改築の比較的新しい造りとなっています。
本尊は金佛阿弥陀如来坐像で拝顔可能。
その他、本堂内には江戸時代末期の木造薬師如来坐像や観音菩薩などが安置されています。
大師堂|厄除け大師
明治初期の神仏分離の時、大師像は墨で黒く塗られ廃仏毀釈の難を逃れました。
(ちなみに墨で黒く塗ったら大丈夫な理屈をご存じの方は教えてください。僕にはさっぱりわかりません)
そのエピソードの関係なのでしょう。
ここの大師像は「厄除け大師」として知られ、厄年にお参りしたり、交通安全などを祈願すると霊験があらたかと伝えられています。
梅見地蔵|首から上に霊験あり?
本堂・大師堂の向かいにある子安地蔵堂の脇に座する善楽寺のマスコット的お地蔵様。
文化13年(1816年)に建立。
元々は大師堂梅の木の下にあり、梅の木を仰ぎ見る姿であったことから「梅見地蔵」と名付けられました。
梅を見上げる → 首が正常
ということが転じて、脳の病気(ぼけ、ノイローゼ)、試験合格、学問向上など首から上の病や悩みに利益があると言い伝えられています。
納経所では、梅見地蔵のお守りやご利益にあやかった枕カバーなどが置いてありました。
おまけ|境内のキャラクター達
可愛らしいお遍路さんポスター
境内の掲示板に貼ってあった「光明真言」のポスターのキャラクターが可愛くてヤバいw
こんな満面の笑みを投げかけられたら、最上級のご接待したくなっちゃうじゃないwww
プリティー案内坊主
長いまつ毛、そして持っている看板がピンク色・・・
各札所の本堂や大師堂前に置いてある案内坊主も、ここ善楽寺では何故かプリティー仕様に。
なんとなく、オカマバーに居そうw
手水舎の天邪鬼
一見、何の変哲も無い手水舎です。
が、下の方をよく見てみると↓
凄く窮屈そうな体制をした鬼さん達が手水舎を支えていました。
これぞ、縁の下の力持ち!
善楽寺へのアクセス
〒781-8131
高知県高知市一宮しなね2丁目23-11
その他情報
寺名 | 百々山 東明院 善楽寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建 | 大同年間(806〜810) |
開祖 | 弘法大師 |
真言 | おん あみりた ていせい からうん |
ご詠歌 | 人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えぬるかな |
駐車場 | 普通20台・大型4台・終日・無料 |
宿坊 | なし |
電話 | 088-846-4141 |
HP | 【公式】四国第30番霊場善楽寺HP |
前後の札所
29 国分寺 -- (6.9km)-- 30 善楽寺 -- (6.6km)-- 31 竹林寺
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