どうも、ひだりゅーです。
今回紹介する第18番札所「恩山寺(おんざんじ)」は、弘法大師が自分を尋ねてきた母のために17日間に渡り滝に打たれる修行をしたエピソードが残る霊場となっています。
では、どうぞ御覧ください。
(2015年10月7日参拝)
恩山寺の歴史
創建は聖武天皇の勅願により、行基が開基した。
当時は「大日山福生院密厳寺」と号する女人禁制の道場であったという。
弘仁5年(814年)、弘法大師が本寺で修行していた際に母・玉依御前が讃岐の善通寺から訪ねてきた。
だが、密厳寺は女人禁制のため、母は境内に入ることを許されなかった。
そのため大師は山門近くの瀧にうたれて17日間の秘法を修し、女人解禁の祈願を成就して母君を迎い入れた。
玉依御前は本寺で出家・剃髪しその髪を奉納したことから、大師は自身の像を刻み、山号寺名を現在の「母養山恩山寺」と改めた。
天正年間(1573年~1592年)に長宗我部元親の「天正の兵火」によって焼失(←焼き過ぎぃ!)
江戸時代に入って徳島藩主蜂須賀氏の支援を受けて復興、文政年間(1804年~1830年)に現在の諸堂が建立された。
境内の施設
出典:Wikipedia
参道の上り口の道から外れた所に建っている。
あまりに目立たなすぎて、私は完全スルーしていたw
本堂
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
本尊は薬師如来。
大師堂
本尊は空海自ら彫造した弘法大師像。
玉依御前の剃髪所
大師堂の手前。
「大師御母公剃髪所」の石碑と小さなお堂が建つ。
中には大師作と伝えられる「御母公像」、母君の髪の毛が安置されている。
地蔵堂
大師堂から本堂へ上がる途中にあるお堂。
正面から眺めた図。
柵の間から撮影。
一番大きい像は錫杖を持っていることから、おそらくは弘法大師だろう。
水子地蔵尊
大師堂から本堂へ上がる参道の途中にある地蔵群。
真ん中の大きい仏像を中心に多数の小さなお地蔵様が左右に鎮座している
ひろし三万石氏がこれらを「ジョジョの奇妙な冒険」に出る虹村形兆の「バッド・カンパニー」と比喩していたのも頷ける。
おまけ
それは、恩山寺の参拝道を歩いている時のことでした。
ふと、私が下を向くと、奴がいました。
巨大ミミズです!
写真に写っているクロックスのサイズが26cmなので、このミミズは30cm以上の大きさであります。
調べてみるとミミズの大きさの日本記録は96cmで、探せばこのサイズはザラにいるみたいですね。
おぉ、こわいこわいw
恩山寺へのアクセス
〒773-0008
徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40
JR南小松島から西へ進み日開野町交差点で左折して国道55号線を南へ。標識に従って右折し、道案内に従って進みます。
その他情報
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 薬師如来 |
創建 | 天平年間(729〜749) |
真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
ご詠歌 | 子を産める その父母の 恩山寺 訪いがたき ことはあらじな |
駐車場 | 普通20台・マイクロバス5台・大型4台 午前7時〜午後5時 ・無料 |
宿坊 | なし |
前後の札所
17 井戸寺 -- (16.8km)-- 18 恩山寺 -- (4.0km)-- 19 立江寺
by.ひだりゅー
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