どうも、ひだりゅーです。
この「大日寺(だいにちじ)」ですが、
・第4番札所(徳島県板野町)
・第13番札所(徳島県徳島市)
・第28番札所(高知県香南市)
で、同じ寺名が使われています。
特に4番と13番は距離的にも近く、カーナビ入力の際に間違えやすいので車遍路の方は特にお気をつけください。
(2015年10月6日参拝)
目次
大日寺の歴史
寺伝によれば、弘仁6年(815年)に弘法大師が、この付近にある「大師が森」で護摩修行をしていると空中から大日如来が紫雲とともに舞いおり、
「この地は霊地なり。心あらば一宇を建立すべし」
と告げた。
そこでその大日如来の姿を刻み、堂宇を建立して本尊として安置したという。
天正年間(1573年~1592年)に長宗我部元親の兵火によってすべて焼失したが、徳島藩3代藩主蜂須賀光隆によって再建された。
その後、阿波一宮神社の別当寺となり、江戸時代には一宮神社が札所とされていたようである。
明治の神仏分離によって阿波一宮の本地仏であった行基作といわれる十一面観音を移して本尊とし、大日如来は脇仏とされた。
現住職の金昴先は韓国の伝統舞踊家として1995年に訪日し、翌年に前住職と結婚。
2007年に夫が死去すると後を継いで、八十八箇所霊場で唯一の外国籍住職となった。
境内の施設
山門
以前は石柱門だけであったが近年山門が新築された。
写真のように山門前は車の通行量がかなり多い。
通行される際は要注意されたし。
本堂
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
「大日寺の歴史」でも書いたとおり、明治の神仏分離令により、もともとこの寺にあった大日如来像は脇仏となり、十一面観音像が本尊として祀られている。
大師堂
しあわせ観音
樹齢100年を超える巨木の側にある、合掌している極彩色の小さな観音像。
水子地蔵
水子とは、生まれてあまり日のたたない赤子のこと。
また、胎児、特に流産または人工妊娠中絶により死亡した胎児のことを指す。
優しい顔した水子地蔵は、その小さな魂らを癒している様に見える。
宿坊
山門を出て左手に歩けば、大日寺の宿坊が建っている。
150人宿泊可。
周辺の施設
一宮神社
大日寺の反対車線側に建っている。
祭神は、大宜都比売命・天石門別八倉比売命。
江戸時代には、こちらが札所とされていたようである。
ぼけ封じ観音
出典:Wikipedia
東に0.7キロほどの新奥の院・國中寺(くになかじ)は、お年寄りへの祈祷で知られる。
宗派は真言宗大覚寺派。本尊は波切不動明王、遊戯観音。
ぼけ封じ三十三観音霊場13番札所。
奥の院・建治寺
出典:Wikipedia
約5キロ離れた深山幽谷の地にあり、修行の道場とされている。
宗派は東寺真言宗。本尊は金剛蔵王大権現。
四国三十六不動尊霊場第12番札所。
鮎喰川
大日寺の前を流れる一級河川。
おそろしく透き通った綺麗な川で、河川敷でレジャーを楽しむ人もチラホラ。
上流には、日本の滝百選にも選ばれた「雨乞の滝」がある。
おまけ
「大日」繋がりでの場所間違え
冒頭でも書いた道間違え。
実は、私がやらかしましたw
このミスで1時間は余計に時間を食ってしまいました。
皆さんも間違えないように気をつけてくださいね。
自撮り失敗
さて、私が敬愛するひろし三万石氏を見習い、大日寺山門前で決めポーズの自撮りを撮ろうとしたところ・・・
はい、盛大に失敗しました。
そして、テイク10がこちら↓
うん、かなり微妙ですね・・・
一宮神社の黒い馬を見て、「暗黒騎士・呀(キバ)」を意識してみたのですが、このザマです。
出典:mtk's hobby
ちなみにお手本↓
『巡礼5日目―2』 ひろしの奇妙なお遍路~歩くのはオレとスタンドだ~
こりゃ、雲泥の差ですわw
大日寺へのアクセス
〒779-3132
徳島県徳島市一宮町西丁263
藍住インターチェンジから県道1号線を徳島市内へ行き、国道192号線と合流すると石井町方面へと走り、鮎喰川沿いの県道21号線を進んで行くと右手にあります。
その他情報
宗派:真言宗大覚寺派
本尊:十一面観世音菩薩
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
ご詠歌:阿波の国 一の宮とや ゆうだすき かけてたのめや この世後の世
駐車場:普通車であれば15台
マイクロバスであれば10台
大型車であれば8台
利用時間の制限は特になし
料金は不要
宿坊:あり(150人)
前後の札所
12 焼山寺 -- (20.8km)-- 13 大日寺 -- (2.3km)-- 14 常楽寺
by.ひだりゅー