どうも、ひだりゅーです。
今回紹介する第11番札所「藤井寺(ふじいでら)」は、次の12番札所までは細く嶮しい山道で約13キロ。
男8時間、女9時間、僕で4時間(ドヤ顔)かかるといわれる遍路の難所「へんころがし」の入口であります。
なお、四国八十八箇所霊場のうち、寺号の「寺」を「じ」でなく「てら」と読むのは本寺だけです。
目次
藤井寺の歴史
三方を山に囲まれ、渓流の清らかな仙境に心を惹かれた弘法大師が、この地で護摩修法をされたのは弘仁6年(815年)のことと伝えられている。
大師は42歳の厄年に当たり、自らの厄難を祓い、衆生の安寧を願って薬師如来像を彫造して、堂宇を建立した。
その地からおよそ200メートル上の8畳岩に、金剛不壊といわれる堅固な護摩壇を築いて、一七日間(7日間)の修法を行ったのが開創であると伝えられる。
このとき大師が堂宇の前に藤を植えたことから藤井寺と号したという。
出典:Wikipedia
藤井寺は、真言密教の道場として七堂伽藍を構える壮大な大寺院と発展した。
が、天正年間(1573〜92年)に長宗我部元親の兵火によって焼失した。
延宝2年(1674年)に臨済宗の南山国師が再興したことから臨済宗に改められた。
天保3年(1832年)に火災によって本尊以外は全焼。
現在の伽藍は、万延元年(1860年)に再建されたもの。
境内の施設
山門
本堂
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
本堂正面図。
地元出身画家の作による雲龍の絵が天井いっぱいに描かれている。
また、本尊・薬師如来坐像は「厄除け薬師」として親しまれており、国の重要文化財に指定されている。
大師堂
水掛け地蔵
白龍弁財天堂
八本の手を持つ白龍弁財天が祀られている。
藤棚
大師が悪疫退散の祈願のあとにお手植えしたと伝えられる。
4月下旬から5月上旬にかけ五色の藤が咲きほこる。
へんころがし
次の12番札所「焼山寺」までの13kmの山道は四国遍路でも指折りの難所である。
男8時間、女9時間かかるといわれ、あまりの険しさにここで遍路を諦める人が多いことから「へんころがし」と呼ばれている。
へんころがしについての詳しい解説は
にておこなうことにするので、そちらを参照されたし。
おまけ
境内の様子。
この日は、工事中だった様で、お寺にしては珍しいトラックが写りこんでいる。
藤井寺へのアクセス
〒776-0033
徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
土成インターチェンジから、国道318号線を左折して鴨島方面へ進み、阿波中央橋を渡り、国道192号線との突き当たりを左折。鴨島郵便局手前の信号を右折して道なりに進むとたどり着きます。
その他情報
宗派:臨済宗妙心寺派
本尊:薬師如来(伝弘法大師作)
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
ご詠歌:色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし
駐車場:門前に「本家ふじや」の駐車場がある
問い合わせ電話 0883-24-2907
参拝時間 200円 / 1日 500円
宿坊:なし
前後の札所
10 切幡寺 -- (9.3km) -- 11 藤井寺 -- (12.9km) -- 12 焼山寺
by.ひだりゅー
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