どうも、ひだりゅーです。
第6番札所「安楽寺(あんらくじ)」は、温泉山の山号のとおり、境内で温泉が湧くお寺であります。
その他、大師を猟師の弓矢から大師を守ったと伝わる「さかまつ」などが目玉となっています。
(2015年10月4日参拝)
安楽寺の歴史
寺伝によれば弘仁6年(815年)に現在地よりおよそ2km離れた安楽寺谷に、弘法大師が刻んだ薬師如来を刻んで本尊としたのが安楽寺のはじまりとされる。
引野の土地には古くから温泉があり、安楽寺は弘法大師が我が国に温泉湯治の御利益を伝えた旧跡とされている。
天正年間(1573年~1592年)に長宗我部元親の兵火により焼失。
万治年間(1658年 - 1661年)に駅路寺であった瑞運寺を併合して現在地に再建される。
境内の施設
山門
白壁の竜宮門形式で上層が鐘楼になっている。
門の左右の建物内に金剛力士像が安置されている。
また、山門前には全国的にも珍しいであろう「お遍路さん注意」の交通標識が設置されていた。
本堂
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
本堂遠景。
本堂内部。
現在の本尊・薬師如来像は、四国遍路のお陰で脊髄カリエスの難病が治った女性が報恩のために1956年に奉納したものである。
43センチほどの古来の本尊は胎内仏として納められている。
大師堂
斜め方向から撮影。
続いて正面から。
温泉
安楽寺の境内には温泉が湧き出ている。
正面向かって右手が「金の温泉」。
向かって左手が「銀の温泉」となっている。
物は試しと、私は銀の温泉に手をつけてみた。
うーん、これはぬるい!
宿坊
400年の歴史を持つ宿坊には、温泉山の名にふさわしい、天然温泉の大浴場がある。
料金は、2016年6月現在
一泊二食付き(1~2名) | 7200円(税込) |
一泊二食付き(3 名以上) | 6480円(税込) |
素泊まり | 4600円(税込) |
と、なっている。(料金はすべて1人分)
宿泊のご予約はお電話でお願いいたします。また、ご予約は宿泊予定日の3日以上前までにご連絡ください。
※春のシーズンは特にご宿泊のお遍路さんが多く、満室状態になっている日も多くございます。お手数ですが、1月・3~5月・12月はお電話でお問い合わせください。(3~5月はインターネットでの予約はできません。)
●お電話でのご予約、お問い合わせ
安楽寺宿坊 電話番号:088(694)2046
※受付時間は午前8:00〜午後9:00となっております。引用元:<<四国第六番 安楽寺>>
多宝塔
山門から見て左手に建てられている。
内部は極彩色の仏画や彫刻で浄土を表現。
周囲では八十八ヶ所のお砂踏ができる。
さかまつ
逆松と書いて、「さかまつ」と呼ぶ。
この木には以下のような伝説が残されている。
ある日、修行中だった42才(男性の大厄)の大師を猟師が猪と間違って矢で射た。
だが、矢は松に刺さって事なきを得た。
そこで空海は射抜かれて折れた松を逆さに植え、この松が栄えたならこの地を訪れたものは厄災を免れるだろうと予言した。
安楽寺へのアクセス
〒771-1311
徳島県板野郡上板町引野8
その他情報
宗派:高野山真言宗
本尊:薬師如来(伝弘法大師作)
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
ご詠歌:かりの世に 知行争う むやくなり 安楽国の 守護をのぞめよ
駐車場:普通80台・大型バス10台・無料
宿坊:あり(300人・温泉あり)
前後の札所
5 地蔵寺 -- (5.3km)-- 6 安楽寺 -- (1.2km)-- 7 十楽寺
by.ひだりゅー
↓コメントやシェアして頂けると励みになります!