どうも、ひだりゅーです。
今回紹介する第3番札所「金泉寺(こんせんじ)」は、大師が村の人たちが日照りに苦しんでいるのを見て、黄金の霊水が湧く井戸を掘られたという伝説の残るお寺であります。
(2015年10月4日参拝)
金泉寺の歴史
寺伝によれば聖武天皇(在位724〜49)の勅願により行基が本尊を刻み、金光明寺と称したという。
弘仁年間(810〜24)になって、大師が四国を巡教していた際、水不足解消のため井戸を掘り、黄金井の霊水が湧出したことから寺号を金泉寺としたという。
亀山法皇(天皇在位1259〜1274)の信仰が厚く、金泉寺にもしばらく滞在していた。
その間に京都の三十三間堂をまねた堂を建立、千躯の千手観音を祀り、背後の山を亀山と名付け山号を亀光山と改めた。
また、『源平盛衰記』には、元暦2年(1185)のおり、源義経が屋島に向かう途中に金泉寺に立ち寄り、戦勝開運の祈願をしたとの記載がある。
境内の施設
山門
朱色に彩られた綺麗な山門である。
一礼した後、門をくぐる。
すると・・・
あれ?山門に見慣れたモノが・・・
読者のみなさんは、もうお気づきだろう。
なんと金泉寺の山門には洋式ドアが取り付けてあったのだ。
これぞ和洋折衷・・・なのか?
僕とすれ違った中年お遍路さんが呟いた
「なんか、この山門どっかのスナックみたいだなぁ」
の一言を僕は一生忘れることは出来ないだろう。
本堂
真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
遠景。
アップで撮った図。
本尊は両脇仏とともに2014年に1年間にわたって開帳された。
大師堂
2008年11月に改築された。
大師像を拝顔し、堂内で参拝できる。
本堂と大師堂の間にあったオブジェ。
観音堂
金泉寺観音堂。
黄金の井戸
山門から見て大師堂の右奥に黄金の井戸と閻魔堂がある。
金泉寺の由来ともなった井戸は現在でもこんこんと湧き出ている。
この井戸を覗き込み、影がはっきり映れば長寿、ぼやけていると短命と言い伝えられている。
さて、「黄金地蔵尊」と書いてあるのを見て、私は某魔界騎士くらいに金ピカである地蔵を連想した。
ワクワクしながら、地蔵を拝見すると
・・・至って普通のお地蔵様であった。
そりゃそうだよね(笑)
金泉寺へのアクセス
〒779-0105
徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66
藍住インターチェンジから、県道1号線を板野町方面へ進み、次に県道12号線を鳴門市方面、県道1号線へ。走っていると標識が現れるのでその通りに進んでいきます。
その他情報
宗派:高野山真言宗
本尊:釈迦如来(伝行基作)
真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
ご詠歌:極楽の たからの池を おもえただ こがねの泉 澄みたたえたる
駐車場:普通14台・大型3台・終日・無料
宿坊:なし
前後の札所
2 極楽寺 -- (2.6km)-- 3 金泉寺 -- (5.0km)-- 4 大日寺
by.ひだりゅー
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