どうも、ひだりゅーです。
我々の食卓には欠かせない存在『塩』。
塩分不足は、肌荒れやめまい、筋肉異常、果てには脱水症状からの命の危機に繋がります。
今では考えにくいですが、「敵に塩を送る」という言葉が示す様に、かつては塩分不足で多くの人民が生命の危機に陥ったこともありました。
そんな生活から切っても切れない塩を日本でただ一か所、昔ながらの製塩法として知られる「揚げ浜式製塩法」で作り続けてきたのが、今回紹介する「道の駅すず塩田村」となります。
(2013/06/17観光)
「揚げ浜式製塩法」って何ぞや?
揚げ浜式製塩法とは、500年以上続いている伝統的な塩の作り方です。
大量の海水を砂浜に撒いて、日光で水分を蒸発させ、塩だけを取り出します。
塩田村のある能登半島珠洲の海は寒流(千島海流)と暖流(対馬海流)が混ざり合い、プランクトンが豊富。
また、潮の流れが速いので海水はキレイな状態を保ちます。
こうして出来上がった揚げ浜式製塩のお塩は塩辛さが少なく、豊かな海の旨みと甘みが口の中に広がります。
ここが凄いぞ!揚げ浜式!
奥能登塩田村のHPを覗くと実際の揚げ浜式製塩法の流れが載っていました。
その中でも僕が特に驚いた最初のことが、一日の最初の作業「海水運び」。
写真にもあるこの海水を汲む時に使う「かえ桶」(かえおけ)。
桶1つの容量はなんと約36リットル。
これを2つ担いでいるということは、なんと一度で72リットル、つまり桶そのものの重量も考えると約80キロを肩に担いで海岸を往復しているのであります。
ちなみに日本の小学6年生の平均体重が男女ともに38キログラムなので、12歳の少年少女を片方に一人ずつ、計二人担いでいる状態になりますね。
つまりこんな状態↓
こんなん腰がアバダ・ケダブラしてまうやん
塩の資料館
続いては、道の駅内にある施設「塩の資料館」について。
入館料が
大人100円 、小人(中学生以下)50円
とかなり安い値段設定。
展示物は以下のものとなります。
ガリバーとミクロの世界
・揚げ浜塩田ジオラマ
・塩づくりの話(音響)
・塩の作り方(映像)
・結晶のいろいろ
人と塩づくりの歴史
・塩づくりの変遷
・珠洲の塩づくり
人と塩
・からだと塩
・生活と塩
・塩のプロフィール
・世界の塩
・塩のQ&A
これらの展示物の中で、個人的に1番印象深かったのが、塩の意外な利用法について。
「こんな塩の使用法があったのか・・・」と正直唖然としました。
行くと塩について賢くなれますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
塩づくりを体験してみよう(要予約)
ここ、道の駅すず塩田村では、揚げ浜式の塩づくり体験をすることも出来ます。
コース | 所要時間 | 料金(税込) |
ミニ体験コース | 30分 | 小人450円、大人500円 |
浜士体験コース | 2時間 | 小人1,000円、大人2,000円 |
浜士体験2日間コース | 2日間 | 小人・大人共通3,500円 |
※団体割引 浜士体験コース(2時間コース)
10人以上 | 20人以上 | |
小人 | 800円 | 700円 |
大人 | 1,500円 | 1,000円 |
料金は、すべて一人当たりの料金(税込)
ミニ体験コースの内容 | 時間 |
海水汲み、海水撒き、資料館・釜屋などを選任の説明員がご案内 | 30分 |
揚げ浜塩の「ちょっぴりプレゼント」 |
浜士体験コースの内容 | 時間 |
海水汲み、海水撒き、砂集め、塩焚き(マイソルトの炊き上げ)を体験 | 2時間 |
マイソルトのお持ち帰り(ラベル付専用容器プレゼント) | |
記念写真と体験の様子をスナップ写真でご提供(ネットで送付) |
浜士体験2日間コースの内容 | 時間 |
早朝(AM5:00)の海水撒きや、海水汲み、砂集め、カン水取り、砂撒き、砂均し等、塩焚きなどの、一連の揚げ浜塩田の本格的な作業を体験 | 1日目2時間 2日目2時間 |
なお塩づくり体験期間は、5月1日~9月30日の間かつ要予約ですので、お気をつけください。
僕は、予約の有無の関係で飛ばしていまいましたが、皆さんが訪れた際には僕の分までぜひどうぞ!
アクセス
所在地:石川県珠洲市清水町1−58-1
個人的評価
★★(Cランク:ちょっとしたスポット)
主に「塩の資料館」の評価となります。
終わりに
以上が「道の駅すず塩田村」の観光レビューとなります。
いやはや、塩づくり体験やりたかったですねぇ~
道の駅内では、揚げ浜式で造られた塩も販売していますので、こちらもお土産にどうぞ!
ではでは、また別の記事でお会いましょう・・・
by.ひだりゅー