どうもひだりゅーです。
今回紹介するのは、日本三大奇祭として有名な「吉田の火祭」が開催される「北口富士浅間神社」でございます。
出典:Wikipedia
お祭りだけではなく、石灯籠の並ぶ幻想的な参道や日本大きいの木造鳥居、数多くの国の重要文化財などが見るべきポイントが目白押しです。
では、どうぞ御覧ください。
★観光した日→2015年9月18日(富士山下山後)
目次
幻想的な参道
吉田と山中湖を繋ぐ国道138号線沿いに北口富士浅間神社の入り口はあります。
入り口の鳥居から拝殿までは結構歩きます。
鬱蒼と茂る林の中、いい塩梅に苔が生した石灯籠が並ぶ景観はかなり幻想的でまるで現実じゃないみたい!
参道の途中に置いてあった「角行の立行石」。
1610年の冬、富士講の開祖「角行」が極寒の中、裸でこの石の上に爪立ち(つま先立ちのこと)して30日の荒行を行いました。
その時、御年なんと69歳!
最後は角行の全身から血が吹き出したため、見かねた里の人が
「もんげー!血まみれおじいちゃんずら!もう死んじゃうからやめてくれずら!」
と、修行を止めるように懇願したのだとか・・・
このレジェンドおじいちゃん、その後もこのようなハチャメチャ修行をやりながらも、最期は106歳で大往生したそうです。
日本一大きい木製鳥居「冨士山大鳥居」
先程の長い長い参道を歩き切ると目の前に大きな鳥居が見えてきます。
この「冨士山大鳥居」、なんと木製鳥居としては日本一大きいものとなっております。
さすが、冨士の名を冠するだけありますね!
県指定第1号の天然記念物「冨士太郎杉」
拝殿の両脇には、巨大な杉の木が立っております。
その内の鳥居側から見て左側に立つのが写真の「冨士太郎杉」。
この大樹は県指定第1号の天然記念物でもあります。
他にも、境内には太郎杉の向かいにある「冨士夫婦桧」(市指定天然記念物)や拝殿の裏手にある「次郎杉」などの巨木が生えています。
拝殿と国の重要文化財「本殿」
「冨士山大鳥居」からまっすぐ進んだ先に北口富士浅間神社の「拝殿」があります。
国の重要文化財にも指定された桃山様式の荘厳な「本殿」は、この拝殿の裏側にあります。
拝殿からも遠目ではありますが見ることは可能となっています。
出典:【公式】富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報
本殿の全体図はこんな感じの模様。
キラキラしとるなぁ・・・
国の重要文化財「西宮・東宮本殿」
拝殿右側。正面の鳥居は吉田口登山道へと繋がっています。
さて、その鳥居の左側には建つのは・・・
国の重要文化財にも選ばれた「北口本宮冨士浅間神社西宮本殿」。
西宮本殿から拝殿と本殿を跨いだ反対側には、同じく国の重要文化財「北口本宮冨士浅間神社東宮本殿」がありました。
国の重文のも選出されていること考えるとかなり貴重なのでしょうが、個人的にはただの小さな社にしか見えませんw
もしかしたらそれぞれ物凄い神様を祀っているのでしょうか・・・?
奇妙なお神輿
本殿から右へ進むと諏訪神社拝殿が建っていました。
夕暮れ時(17:30前後)に行ったので閉まっていますが、本来ならこの奥にドシンと構える諏訪神社の本殿(市指定文化財)を見ることが出来ます。
諏訪神社拝殿の両サイドには「吉田の火祭」で実際に使われる二台のお神輿を展示しています。
一台目は明神神輿。
そして、もう一台がこちらの赤富士を模した「御山神輿」。
全く神輿に見えない独特のデザインですが、これはおそらく富士山信仰の影響を強く受けているからだと思われます。
出典:Wikipedia
↑実際に担がれている様子。
こう言っちゃ失礼ですが、真っ赤なプッチンプリンを担いでいるみたいで中々シュールな絵面ですねw
日本三大奇祭に選ばれたのも頷けます。
アクセス
山梨県富士吉田市上吉田5558番地
個人的評価
★★★★(Aランク・一流観光地)
以下評価の理由
・幻想的な参道が素晴らしく息を呑んだ
・日本三大奇祭開催地
・日本一大きい木造鳥居
・境内の巨大な樹木達
・国の重要文化財の3つの本殿
終わりに
以上が「北口富士浅間神社」のレビュー記事となります。
何度も書きましたが、長い長い参道が素晴らしいのでぜひ歩いてもらいたいですね。
次は吉田の火祭の時に参拝したいなぁ~
by.ひだりゅー